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越乃白雪

 眼下に日本海と新潟平野を一望する越後の名峰『弥彦山』、その伏流水が湧き出る山麓の「泉」の地に蔵はあります。
 天保9年に創業し、初代 多賀二峰が定めた"多くの石数を造らず、必ず精醸を期す・・・"を家憲とし、最高の酒米である山田錦と地元産の五百万石を自家精米にて磨き、数百年湧き出ずる清水により、雪が降り積もっている厳冬期にのみ仕込まれています。
 泉流(いずみりゅう)とは、初代が創業時に研究し工夫して創始した酒造りの流派で、かつては越後酒造界の主流を占めてていた酒造方法です。その伝統から生まれた酒は、口あたりのきれいな辛口で飲み易く、いつまでも造りたての新鮮な品質であることを特徴としています。
 蔵内平均精米歩合はなんと51%。普通酒でも58%という高精白です。しかも驚くことに、普通酒でさえも麹ブタを使用したつくりです。とかく「墨」が多いと批判されがちな新潟県酒において、とことんまで墨の使用量を減らしています。それでいてここまでの味を作り出せるのは、水のよさ、米の良さです。自家井戸から汲み上げた水は5段階の濾過を重ね、洗瓶にも井戸水を使用するという徹底ぶり。浸漬一つとっても、限定吸水だけでなく、日本で数台しかない調室機を使い、48時間かけて吸水させます。
 現杜氏は品質第一主義を貫き、一部ではカリスマ的人気もあります。蔵の規模は小さく、知る人ぞ知る幻の銘酒です。味は旨みが口いっぱい広がる、いわゆる旨口酒です。

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更新日 : 2003/03/18

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